広報 on HP 第1号
2021年10月4日発信
日本産業保健法学会 広報委員会
① 広報 on HPの創刊に当たって
広報委員長 森 晃爾(産業医科大学)
広報委員会では、本学会と関連する情報を様々な形で継続的に提供していくことを役割としています。これまでも、学会に対する有識者の期待をお聞きする有識者インタビュー、本学会の前身である産業保健法学研究会メンバーへのアンケート結果の紹介とそれをもとにした広報委員によるディスカッションを提供してきました。
本学会には冊子による会報発行の予定はないため、代わりにHPのコーナーを会報として見立てた“広報 on HP”を展開していくことになりました。“広報 on HP”のコーナーでは、有識者インタビューに加え、特集・座談会、最近の情報、人事労務、判例解説などを、定期・不定期に提供していく予定です。
第1号として、9月23日・24日に開催された第1回学術大会のレポートを特集として企画しました。また、最近の情報として、「脳・心臓疾患の労災認定基準」の改正について、解説を加えて紹介いたします。
② 脳・心臓疾患の労災認定基準が改正されました
森本産業医事務所 森本英樹
2021年9月に脳・心臓疾患の労災認定基準の改正があり、翌日より施行されています。従来は2001年の基準に基づき労災認定を行っていましたが、以後の医学的知見を踏まえ2021年7月に取りまとめられた専門検討会報告書を受けての対応です。
20年ぶりの改正では、対象疾病に「重篤な心不全」が追加され、「労働時間と労働時間以外の負荷要因を総合評価して労災認定することが明確化される」ことや、「労働時間以外の負荷要因として勤務間インターバルが短い業務や身体的負荷を伴う業務などが評価対象として追加される」などが改正されており、学会関係者にとって重要な内容が含まれています。
詳細は以下のリンクをご確認ください。
脳・心臓疾患の労災認定基準が改正されました
③ 第1回学術大会レポート
9月23日(木)・24日(金)に日本産業保健法学会第1回学術大会が開催されました。
コロナ禍を受けて全てのプログラムがオンライン開催されましたが、いずれのセッションも大変興味深く、画期的な内容でした。
そのうちいくつかのプログラムについて、聴講・登壇・統括をした広報委員がレポートします。
また、本大会に参加頂いた方々から感想を頂きましたので、併せてご紹介します。
一般演題と事例検討会を除くすべてのプログラムが10月31日までオンデマンド配信されます。
当日ご都合が合わず参加できなかった方も、二次参加登録して頂ければ、ご視聴いただけます。
是非、こちらへどうぞ!
↓
https://jaohl2021.info/sanka/
(※上記HPは公開終了しております。過去の学術大会情報はこちらからご確認ください。)
株式会社SUMCO 統括産業医 彌冨美奈子
日本製鉄関西製鉄所/NSメディカル・ヘルスケアサービス 産業医 岩根幹能
大阪産業保健総合支援センター 保健師 鈴木純子
社会保険労務士労務士法人中村・中辻事務所 中辻めぐみ
株式会社梶原産業医事務所 梶原隆芳
日本製鉄室蘭製鉄所 産業医 佐藤利夫
佐賀労働基準監督署 労働基準監督官 満田和弘
事務系勤労者の方お二人から大会へのお声が届きました
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